東電OL事件

最近、度々報道されている東電OL事件、皆さんご存じでしょうか。
東京都渋谷区のアパートで女性が殺害され、その容疑者としてネパール人のゴビンダさんが逮捕、起訴され、無期懲役の判決を受けた事件です。

昨年、足利事件という再審無罪の事件がありましたが、東電OL事件も、足利事件と同じく、DNA鑑定の結果が有罪認定のために大きな役割を果たしている事件であり、当時のDNA鑑定の結果について疑問が呈されている事件でもあります。
私は、司法修習時代、弁護修習の指導担当にあたってくださった先生に、この事件の再審を検討する会議に参加させていただいていたこともあって、このニュースに触れて、当時なかなか最新の扉を開くことは難しいが、それでも前を向いて頑張ろうとおっしゃっていた先生方の会議でのお顔を思い出しました。
また、ここまで、頑張ってこられた支援団体の方々、再審の活動をしてこられた先生方、そしてなにより被告人であるゴビンダさんのこれまでの並々ならぬ努力を思い、感嘆しています。
DNA鑑定は、まだ日本の捜査に取り入れられて日が浅く、その当時分からなかったことや、当時誤った鑑定結果がでていたことなどが、技術の進歩により判明する事態が次々生じています。
最近のDNA鑑定を巡る事件を見ていて、ややもすれば、その内容に深く踏み込むことなく結果を盲信してしまいそうな最新技術と当事者の人生を左右する司法とのあり方について、改めて考えさせられます。
無実のゴビンダさんを支える会