日本クラウドセキュリティアライアンス(CSA JC)について

 日本では,クラウド・コンピューティングをとにかく導入しようというような状況で,クラウド・コンピューティングのセキュリティの検討に関しては,欧米に遅れをとっている状況です。
 クラウド・コンピューティングが既に普及段階に入っているアメリカでは,Open Cloud Consortium、Cloud Security Alliance、Open Cloud ManifestoのSupporterなどクラウド・セキュリティを検討する団体がいくつか存在します。
 そのうちの一つ,Cloud Security Alliance(CSA)では,各国にChapter(支部)を設立し,アメリカ国内のみならず,世界でクラウドコンピューティングのセキュリティを確保するためのベストプラクティスの利用促進を目指しています。
 日本でも,今年6月に,「日本クラウドセキュリティアライアンス」としてクラウドセキュリティアライアンスの支部が設立されているのですが,縁があって,私も,その発起人として名前を連ねさせていただいております(今のところあまり役に立てておりませんが)。
 日本クラウドセキュリティアライアンスの検討するセキュリティ上の課題は多岐にわたりますが,私は法律実務家として,それら課題のうち,法的側面の検討に賛助しております。
 クラウド・コンピューティングの普及が世界的な潮流となっている今,日本でも,あとから重大な被害を引き起こすようなシステムが広まってしまうようなことは絶対に避けなければならないと思いますし,ガラパゴス化してしまわないよう,世界基準を常に意識していく必要があると思います。
 日本クラウドセキュリティアライアンスの活動はその意味で,今後重要性を増すと思いますし,そうなるように努力しなければならないと思っています。
※ Cloud Security Aliianceについては,http://www.cloudsecurityalliance.org/
※ 日本クラウドセキュリティアライアンスについては,http://www.cloudsecurityalliance.jp/
※ CSAの設立の流れについては,Enterprisezine「クラウドセキュリティの NPO団体、CSAの発足から日本支部発足まで」 http://enterprisezine.jp/article/detail/2292